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DIYで原状回復できない5つのこと|賃貸トラブルで多い失敗例と対策

DIYで原状回復できない5つのこと|賃貸トラブルで多い失敗例と対策

🏠 DIYでの原状回復はどこまで大丈夫?

賃貸住宅を退去するとき、「原状回復にかかる費用を減らしたい」という気持ちからDIYで対応しようと考える人は多いですね。自分で何とかできれば、業者に払う金額も抑えられますし、環境にも優しいという考えもあるでしょう。

しかし実際には、むしろDIYの原状回復が後々のトラブルに発展してしまうケースが増えているのです。退去時の原状回復費用が予想外に跳ね上がったり、敷金が返ってこなくなったり、場合によっては借主が追加で支払うはめになることもあります。

この記事では、DIYでは対応できない原状回復の5つのケースと、よくある失敗例をご紹介します。事前に知っておくことで、賃貸トラブルを防ぐことができますよ。

🔨 DIYで原状回復できない5つのこと

1. 壁紙(クロス)の張り替え

「キズや汚れがあるなら、ホームセンターで壁紙を買ってきて貼り直せばいいだろう」と考える人が多いのですが、これは賃貸トラブルの典型例です。

素人がDIYで壁紙を張ると、端がめくれやすくなったり、空気が入ったままになったり、継ぎ目が目立ったりします。貸主(管理会社)が見ると「むしろ余計にひどくなっている」と判断されることがほとんどです。その場合、DIYで張った壁紙をはがして、正規に張り直す費用が上乗せされるということになりかねません。

壁紙の張り替えは、プロの施工業者に任せるべき作業です。通常、畳一部屋分の壁紙張り替えで3~5万円が相場ですが、DIYの失敗分まで修理費に含まれると、想定の2倍以上の金額を請求されることもあります。

2. フローリングのキズやへこみ修理

フローリングは賃貸で最も修理費が高くなりやすい部分です。「小さなキズだから簡単に直せるだろう」と考えて、ホームセンターで販売されている床補修材を自分で塗ったり、キズ隠しペンを使ったりする人がいますが、これもトラブルのもとになります。

DIYの修理は見た目では目立たなくなっても、表面的な対応に過ぎません。貸主は床全体の状態をプロの目で判断し、部分修理では対応できないと判断して、フローリング全体張り替えの費用を請求する可能性が高いです。

フローリング張り替えは非常に高額な修理になります。一部屋分で10~20万円以上かかることもあります。DIYで軽く対応した結果、最終的に大きな請求につながってしまうという失敗が多いのです。

3. 畳の修理や交換

畳のへこみや汚れも、「何とか自分で直したい」という気持ちになりやすい部分ですね。しかし、畳は専門的な知識と技術が必要な建材です。

素人が畳の表(ゴザ部分)だけを交換しようとしても、縁の処理がうまくいかなかったり、サイズが微妙にずれたりすることが多いです。また、へこみを無理やり直そうとしたり、汚れを落とすために畳を傷つけてしまったりする人もいます。

畳の修理や交換は、必ず専門の畳屋さんに依頼してください。部分的な表替えなら1~2万円程度で済む場合もありますが、DIYでの失敗があると畳全体の交換を求められることになります。

4. エアコンや照明の取り外し・取り付け

「エアコンはDIYで外せるだろう」と考える人もいますが、これは危険性が高く、トラブルにもなりやすいです。

エアコンの取り外しには、冷媒ガスの処理や配管の処理など、専門的な知識が必要です。誤った方法で外すと、配管から冷媒ガスが漏れたり、室内に水が垂れたりする原因になります。その場合、多額の修理費を請求されるリスクがあります。

照明も同様です。照明器具そのものは借主が購入したものでも、取り付けの際に天井に穴を開けたり、電気配線に問題が生じたりすることがあります。借主の不適切な取り外しが原因で天井が傷ついた場合、修理費は借主負担になります。

エアコンや照明の取り外しは、必ず専門業者に依頼しましょう。

5. クロスの張り付きやシミの除去

タバコのヤニやカビによるシミ、クロスの穴や破れを自分で直そうとする人が多いのですが、これもDIYで解決が難しい部分です。

特にシミの場合、表面をきれいに拭いても、内部に汚れが残っていることがあります。素人が漂白剤や洗浄液を使うと、クロスが色あせたり、さらに傷んだりすることも多いです。その結果、「シミを直そうとしたのに、余計にひどくなった」という状況になりかねません。

破れやキズも同様で、セロテープやシール系の補修材で応急処置をしても、プロが見ると「不適切な修理が施されている」と判断され、正規の張り替えを求められます。

💡 賃貸トラブルで多い失敗パターン

DIY修理が原因で敷金全額没収になるケース

実際の相談事例として、こんなケースがあります。

入居者が「フローリングの小さなキズを自分で直そう」と床補修材を使った結果、修理が不完全だったために、貸主は床全体の張り替えが必要だと判断しました。その費用が20万円だったため、敷金10万円では足りず、追加で10万円の請求がきたというわけです。

もし最初から貸主に「フローリングに小さなキズがあります」と報告していれば、通常のキズとして原状回復費に組み込まれただけで、こんなことにはならなかったかもしれません。

DIY修理のリスクは、修理の失敗そのものよりも「不適切な修理が施されたことで、修理範囲が広がってしまう」という点なのです。

修理中に二次被害を生じさせるケース

壁紙の補修のつもりで、強力な接着剤を使ったら、その接着剤が周囲の壁や床に付着してしまった、という失敗例もあります。除去しようとしてさらに被害が広がり、最終的に修理費が大幅に増額されました。

DIY修理は、予想外の二次被害につながる可能性があります。特に接着剤や洗浄液、ペンキなどの化学薬品を使う場合は注意が必要です。

退去時まで修理が放置されるケース

「いずれ修理しようと思っていたけど、退去時まで放置してしまった」というパターンです。その結果、軽微なキズが時間とともに広がったり、汚れが定着したりして、修理費が増加してしまいます。

原状回復は、早めに対応することが重要です。

✨ 原状回復で失敗しないための対策

では、どうすれば賃貸トラブルを避けられるのでしょうか。いくつかの対策をご紹介します。

退去前に貸主や管理会社に相談することが最優先です。修理が必要な部分があれば、「この修理は自分で対応できますか、それとも業者に依頼すべきですか」と事前に確認しておきましょう。管理会社から許可を得たうえで修理するなら、後々のトラブルのリスクが低くなります。

DIYで対応できるのは、軽度の掃除や養生作業など、建材そのものに手を加えない作業に限定すると考えてください。ホコリや汚れの軽い除去、ペットの毛の清掃、簡単な片付けなどです。

壁紙、フローリング、畳、電気配線に関わる作業は、自分で判断せず必ず専門業者に相談しましょう。一度プロの見積もりを取ることで、修理費の相場がわかりますし、本当に修理が必要かどうかも判断できます。

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📌 まとめ

賃貸住宅の原状回復でDIYに頼ることは、一見すると費用節約のように見えますが、実際には不適切な修理が施されることで、最終的な修理費が増加してしまうリスクが高いです。特に壁紙、フローリング、畳、電気系統は、専門的な知識と技術が必要な部分です。

敷金の返金トラブルを避け、気持ちよく退去するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 退去前に管理会社に修理の必要性を確認する

  • 建材に手を加えるDIY修理は避ける

  • 必要に応じて専門業者に見積もりを依頼する

修理費がかかるのは残念ですが、正規の業者に任せることが、結果的に最も経済的で安心な選択肢になるのです。

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